言葉を探す旅

 写真を撮ることは旅に似ている。

 それは、どこかに移動しなければならないからという水平軸の意味ではない。

 自分がいいと思ったように、時にはわざと下手くそに、写真を撮ることは今までの自分の価値観と向き合うことになるから、上下軸かはたまた前後軸か、自分自身を旅することになる。

 そして、その度は写真を撮ることでは終わらない。


 今、僕は水平移動を一旦止め、写真という機能を使って過去の自分を旅している。本棚にある写真集を開き、過去に撮影した写真を現像してみる。


 写真を撮る人は文章が上手いよねと、時々聞くことがあるけど、それがそうじゃないことはその文章を書いている本人たちがよく知っている。


 撮影することで、写真の持っている魅力に何回も出会ってしまうのが写真家だ。そして写真家の多くはそれが何なのか、必死で考える。頭の中で何度も何度も推敲しやっと出てきた言葉。


 人生は旅である、みたいな事をじめていて行った人が誰なのか知りませんが、時間を超えて深く共感します。


 写真を撮ることは旅に似ていて、言葉を探す旅だと言い換えることができるかもしれない。


 という長い一人言。



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