全ては文脈だ。

最終更新: 8月26日

 僕と同じような写真を撮れる人はきっと大勢いる。そしてその中から評価される人と、評価の舞台にもあげられない人がいる。その違いはなんなのか。


 (ここではひとまず人間性の違いは置いておいて)それは作品性の問題なんだと思う。作品性とはつまりタイトルに書いた「文脈」で、例えば、ファストフードの写真を同じように撮影した人が何人かいるとする。  毎日のランチをインスタにアップしている人が撮ったファストフードの写真、世界の飢餓問題に取り組んでいるフォトグラファーの問題意識の現れとして撮影されたファストフードの写真と、撮影の練習の被写体として撮影されたファストフードの写真と、どれも同じクオリティで綺麗に撮影されていた場合、やはり評価のされ方は違うし、そもそも練習台としての写真は(その時は)評価されないだろう。

 その写真は、どういうバックボーンを持った人が撮影し、その写真はなぜ、どのように撮られたのかという理由が「文脈」として評価に値する、と思う。  僕は僕という作品であり、商品であり、社会人であり、父親であり、人間だ。


 若い時にはたくさん点をおいていくことが必要だとも思う。でもそれは気がつかないだけで、点をおいた場所を俯瞰してみてみると、きっとおいた場所の共通点が見えてくるはず。それが繋がり始めると、すなわち文脈になるんだと思う。


 自分のこれまでの文脈を読み解き、自信をもって、今の自分をこれからに繋げていくことこそ、この難局に立ち向かう方法の一つだと思う。

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